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令和2年第1回定例会

1.5℃への挑戦  Zero Emission Chiyodaを目指して!

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「Zero Emission Tokyo」 を示して

〈質問通告〉

  1. ​​1.5℃への挑戦 Zero Emission Chiyoda を目 指して!

  • パリ協定の枠組みが本年よりスタートする。2050年CO2排出実質ゼロを宣言して、温暖化対策を進めては!

  • 子どもや若者の意見を温暖化対策に生かすため、仮称「千代田区温暖化対策子ども・若者会議」の開催を提案する!

  2. 適応指導教室「白鳥教室」の あり方について!

  • 白鳥教室の役割と機能は何か。また、白鳥教室の拡充が必要であり、ハード、ソフト合わせどのように整備して いくのか。

〈質問と答弁の全文〉


 令和2年第1回定例会にあたり、公明党議員団の一員として一般質問を行います。
 最初に、温暖化対策についてであります。
 温暖化による異常気象は相次ぎその被害は甚大かつ深刻なものになっています。昨年のかつてない風速や豪雨を伴った台風15号、19号の発生、一昨年は夏の猛暑が続き熱中症で亡くなられた方は1500人を超えました。今や温暖化対策は待ったなしであり、温暖化の原因になっている温室効果ガス、特にCO2の削減のための緩和策と気象災害への備えを万全にしていく適応策を区として早急に行っていく必要があります。
 対策を行うに、パリ協定とIPCC「1.5℃特別報告書」が世界の基準となっていますので簡単に触れておきたいと思います。
 パリ協定とは、2015年パリで行われたCOP21にてすべての締約国が合意し採択した国際的な協定であります。その内容は「2100年の世界の平均気温の上昇を産業革命前に比較して2度よりも十分低く、できれば1.5度以内とする。そのために温室効果ガスの排出を正味ゼロにする」というものです。それまでの「低炭素から脱炭素へ」と歴史的な転換を意味するものになりました。温暖化に関する世界的な枠組みとしては京都議定書に次ぐものとなります。(スクリーン1を表示)

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​スクリーン1

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​スクリーン2

 また、IPCCが2018年に発表した「1.5℃特別報告書」とは、1.5℃の地球温暖化による影響についてまとめたものです。その主な内容はスクリーンの通りです。世界の平均気温は産業革命前と比べ既に約1℃上昇していること、また、1.5℃に抑えるためには2050年頃にCO2排出を実質ゼロにする必要があることが指摘されています。(スクリーン1を閉じる)
 さて、「千代田区地球温暖化対策条例」についてであります。
 条例は、13年前の平成19年(2007年)に、子どもたちの思いに応える形で制定しました。施行は2008年の1/1です。その子どもたちの思いを条例の前文で謳っています。一部引用します。
「今は地球温暖化が深刻になってきているよ」
「地球温暖化は大きな気候変動をもたらし、大規模な自然災害の原因となって、生活や経済に大きな影響を与えるという問題があるよ」(中略)
「千代田区を、地球温暖化対策で一歩先を行く発信地にしていこう」
「みなさん、地球の中の日本、日本の中の東京、東京の中の千代田区として地球温暖化防止への取り組みを進めましょう」
「千代田区が動いて、周辺の地域に、全国に、環境への取り組みを働きかけていこう」
「世界中にこの取り組みを伝え、次の世代の人々に美しい地球を残しましょう」
区内の中学生より と。
 条例施行の2008年は京都議定書の枠組みがまさにスタートする年であり、条例には、2020年までにCO2排出量を1990年比で25%削減との目標が明記されたのです。議会の議決を伴う条例として、具体的な数値目標を掲げたことは大変意義のあることでした。それは単に首長が野心的な目標を掲げるだけでなく区民と一緒に取り組むことを意味するからであります。議会として平成19年(2007年)第二回臨時議会にてこの温暖化対策条例を全会一致で可決しました。
 その後、13年が経過した今、子どもたちが警鐘を鳴らした温暖化による異常気象は目に見える脅威として現実のものとなっています。まさに気候の危機であります。そして、2020年の本年は条例で掲げた目標の最終年であり、京都議定書の最終年でもあり、同時にパリ協定の枠組みが新たにスタートする年でもあります。千代田区の温暖化対策条例の今後が注目されている所以であります。2050年に向けて1.5℃特別報告書と整合性のある新たな目標の設定を行い、再び区を挙げて温暖化対策に取り組むべきではないでしょうか。
 そこで、区長に条例にこれからのCO2削減目標をどう設定していくのかお伺いします。また、今後の温暖化対策について基本的な考え方をお伺いいたします。

 次に、これまでの取り組みの成果と課題についてであります。
 条例で定めた目標はどこまで達成できているのでしょうか。また、現在、次期に向けて検証作業中であるとのことですが、検証を踏まえて次期の2030年、そして2050年へ向けてCO2削減に区として何が必要とされたのか、お伺いします。

 次に、温暖化対策に関係する計画についてであります。
 CO2削減のための計画としては「地球温暖化対策地域推進計画」と区の事務事業編「地球温暖化対策第4次実行計画」があり、また省エネと再エネに関する「新エネルギービジョン」が存在します。いずれも重要な計画であります。ただ、計画の期間もCO2削減目標の基準年もそれぞれ計画によって異なっています。エネルギービジョンの方は策定からすでに14年が経過し掲載しているデータも古くなっています。区民からすれば極めてわかりづらいものになっています。
 そこで、仮に条例の目標を新たに設定するとなればこれを機に条例と整合性ある計画に期間も基準年も目標数値もそれぞれ見直してはどうでしょうか。同時改訂であります。ご所見をお伺いします。また、これから新たに策定されます「地域気候変動適応計画」の特徴とは何か、合わせてご答弁ください。

 次に、具体策として、ゼロエミッション千代田についてであります。
 Emissionとは排出という意味ですので、Zero EmissionとはIPCCの1.5℃特区別報告の2050年までにCO2排出を実質ゼロにし、地球の温度上昇を産業革命前より1.5℃以内に抑えるということであります。1.5℃への挑戦です。(スクリーン2を表示)
 昨年5月、東京都はこのゼロエミッションを表明しました。(Zero Emission Tokyoの現物を提示)そして、昨年の12月、実現に向けての戦略、ゼロエミッション東京を作成し公表したのです。(スクリーン2を閉じて3を表示)

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​スクリーン3

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​スクリーン4

 内容はスクリーンの通りですが、2050年ゼロエミッション東京の将来像を始め5章からなっています。
 第4章は戦略の柱と施策・取り組みです。区でいえば「地域推進計画」や「第4次実行計画」またエネルギー政策も、そして「適応計画」も入っています。特徴としては戦略の全てに2030年をマイルストーン中間目標年とし、2050年を最終目標年として実現への道筋を示していることであります。写真やグラフを多用し一冊にまとめられていて誰にもわかりやすくなっています。(スクリーン3を閉じる)大いに参考にしたいと思います。
 温暖化により気候が危機状態にあることを認識し、多くの区民の方々を始め、事業者、区が目標に向かって行動するため区としてゼロエミッションを宣言してはどうでしょうか。
 そこで、条例を補完すべく2050年、CO2排出実質ゼロを目指すこと、つまりゼロエミッションを宣言することを提案いたします。またその達成への道筋を誰にもわかりやすく示した冊子、「Zero Emission Chiyoda」の作成を提案いたします。合わせてご所見をお伺いします。そして、行動するためには数値目標の追求だけでなく実現したい将来像を共有することが大事であります。2050年ゼロエミッション千代田の将来像をどう描いているのか。そのイメージをお伺いします。

 次に、具体策の2番目として省エネと再エネについてであります。
 目標の実現には省エネの一層の推進と化石燃料から再生可能エネルギーなどの脱炭素エネルギーへの転換がどうしても必要であります。
 再エネということでは今、RE100(リニューアブルエネルギー100%)を目指す先駆的企業の取り組みが注目されています。事業運営に要するエネルギーを100%再生可能エネルギーで調達するというものです。
 日本でも環境省を始め多くの企業や自治体にも広がっています。例えば環境省では、環境省の施設で使う全電力を2030年までに太陽光発電などの再生可能エネルギーに切り替える方針を発表しました。
 世田谷区では、本庁舎は第一、第二、第三庁舎とありますがすべて昨年の4月に再エネ100%を達成したそうです。そして「せたがや版RE100」をたちあげその取り組みに賛同してくれる事業者や個人を募集しています。とても良い取り組みであると思います。
ちなみに千代田区ですが、実質的にRE100をすでに達成している施設が17か所もあると聞き正直驚きました。世田谷区のようにもっとアピールし、事業者も個人も参加できるような施策として展開することも可能ではないでしょうか。
 そこで、今後、区全体としてRE100も含めて省エネや再エネにどう取り組むのか、お伺いします。

 次に、子ども・若者による温暖化対策に関する会議の開催についてであります。
 昨年の9月23日、ニューヨークの国連本部で「国連気候行動サミット2019」が開催されました。(スクリーン4を表示)
 注目したいのはその前々日の21日に開かれた世界ユース気候サミットです。その会議の特長はスクリーンの通りですが、特に3点目です。登壇者が順番にスピーチする国連の一般的な会議とは異なり、活発な議論が重視されたこと。そして何よりもグテーレス国連事務総長が「キーノート・リスナー」を務め、青年たちの声を真正面から受け止めながら議論を支える役割を務めたことです。とても有意義な会議となったと思います。区の温暖化対策推進に是非参考にしたいものです。(スクリーン4を閉じる)
 そこで、子どもたちや若者たちからの意見や提案などを温暖化対策に活かしていくために今後継続的に子ども・若者による会議、仮称「千代田区ユース気候会議」の開催を提案いたします。ご所見をお伺いします。

 次に、適応指導教室「白鳥教室」についてであります。(スクリーン5を表示)

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​スクリーン5

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​スクリーン6

 平成28年に成立した教育機会均等法の第3条基本理念はスクリーンの通りです。「不登校児童生徒が行う多様な学習活動の実情を踏まえ、個々の不登校児童生徒の状況に応じた必要な支援が行われるようにすること」と書かれたのです。(スクリーン5を閉じて6を表示)
 また、平成29年の学習指導要領の改訂では、小学校、中学校とも初めて「不登校児童生徒への配慮」について2点記載されました。児童と生徒という表現の違いはありますが、内容はまったく同じです。その特徴はあくまで個々の児童生徒の実態に応じて行うとされたことにあります。(スクリーン6を閉じる)
 法の制定と指導要領の改訂を受けて、適応指導教室としての白鳥教室のあり方が改めて問われ、その重要性はますます高まっています。区で作成した白鳥教室の案内には、①子どもたちの意欲を尊重しながらの指導と支援、②子どもたちの心配事や悩みなどの相談に応じること、③自主性と社会性を育みながら基礎的な学力の定着、とあります。いずれも大切な項目であり是非とも確実に行っていきたいものです。そのためには担当する指導員と児童生徒との間に信頼できる関係性が保たれており、不登校児童生徒への配慮がきちんとできていることはいうまでもありません。
 そこで、改めて白鳥教室の役割と機能とは何かお伺いします。

 次に、区における不登校児童生徒の状況についてであります。
 昨年度の数字ですが、小学校、中学校、中等教育学校合わせた不登校の児童生徒の合計は70名を超えています。直近の状況はどうなのか、また、どういう理由で不登校になっているのか、例えば、児童生徒の個人的な理由によるものか、家庭の理由によるのか、またはいじめなど学校に理由があるのかなどです。いずれにしても個々の状況について丁寧な把握につとめ全ての不登校児童生徒一人一人に即した支援と教育ができるよう努めていかねばなりません。白鳥教室として今後どのように行っていくのかお伺いします。

 最後に、白鳥教室の今後の整備についてであります。
 現在の白鳥教室は臨床心理士の資格を持つ指導員の方が一名で、仕切りのない大きな教室が一部屋であります。申し上げましたように小学生、中学生一人一人の状況に即した必要な支援や教育を行っていくためには白鳥教室の拡充が必要であります。
 そこで、白鳥教室のハード、ソフト合わせた整備をどう行っていくのかお伺いします。
 質問は以上であります。


 区長、教育長、関係理事者の前向きな答弁を期待し質問を終わります。
 ありがとうございました。

〈区長答弁〉

 大串議員の地球温暖化対策に関する御質問のうち、ゼロエミッション千代田についてお答え申し上げます。
 御指摘のように、千代田区は、平成19年に、全国で初めてCO2排出量の削減対策目標を掲げた地球温暖化対策条例を制定し、CO2排出量の削減に積極的に取り組んでまいりました。 この思いは、良好な地球環境をつくるために、人類と地球とが共生する、そういう社会という思いでこの条例はつくられていると思います。
 ところで、パリの協定採択後の国際社会の潮流や、日々深刻さを増す気候変動の影響を踏まえますと、今世紀後半の温室効果ガスの排出と、吸収の均衡に向けた国際社会の取り組みに我が国の一員として、より積極的に責任を果たしていく必要があると思っております。
 本区が世界共通の課題解決に貢献するためには、2050年以降の将来像として、温室効果ガスの排出量と吸収の均衡した脱炭素社会を共有すべきだと思います。そのためには、議員御指摘のとおり、将来のあるべき姿として、2050年にCO2排出実質ゼロという到達点を示すことは大変有意義なことだろうと思います。区はあるべき姿として長期的ビジョンを明確に掲げ、それに向けた取り組みの方向性を示すことで、全てのステークホルダーがあらゆる可能性を追求し、実現に向けて取り組むことが可能になるだろうと思います。
 本区の条例では、議員も御指摘がありましたように、全文に、美しい地球を良好な状況で子供たちやさらに未来に引き継ぐという思いで、条例の全文に子供たちの意見が盛り込まれております。この思いは、冒頭申しましたように、良好な地球環境を私たち、あるいは未来の子供たちともどもでつくっていこうという思いが込められているわけであります。したがって、今後さまざまな作業を行う課程の中で、条例の全文の精神を踏まえて、若い方々にもさまざまに御意見を聞きながら、具体的な計画をつくっていきたいと思っており
ます。
 なお、詳細及び他の事項については、関係理事者をもって答弁いたします。

〈教育担当部長答弁〉
 
 大串議員の適応指導教室、白鳥教室についての御質問にお答えいたします。
 白鳥教室は、心理的な理由等で登校できないでいる児童生徒が、学校に席を置いたまま通うことができる、不登校児童生徒を支援するための適応指導教室であり、不登校児童生徒の居場所ともなっています。白鳥教室では、臨床心理士の資格を持つ指導員を中心に、教育研究所の専門員や、元教員の指導員等が保護者や在籍校と密接に連携し、児童生徒の意欲を尊重しながら指導支援をしています。
 本区における不登校児童生徒数は、令和元年度1月末現在、小学校43名、中、中等教育学校48名となっています。不登校に至った理由はさまざまであり、学級担任を初め、養護教諭等の他の教職員やスクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカーが連携し、保護者と協力しながら対象となる児童生徒一人一人の状況の把握に努めることにより、それぞれに合った支援を行うようにしています。
 次に、白鳥教室の拡充についてです。
 現在、白鳥教室の1日の利用人数は2名程度ですが、不登校児童生徒が年々増加する中で、今後、白鳥教室の利用者も増加していくことが予測されます。その場合には、白鳥教室においても個別学習による対応も必要になってくると考えられます。今後は、さまざまな事情を抱える不登校児童生徒に対し、多様な学びの場を確保し、それぞれの不登校児童生徒の実態に応じたよりよい対応ができるよう、白鳥教室についてもハード、ソフト両面からの整備に努めてまいります。

〈環境まちづくり部長答弁〉
 
 大串議員の地球温暖化対策に関する御質問に、区長答弁を補足してお答えいたします。
 初めに、今後のCO2削減目標についてですが、今世紀後半の世界における温室効果ガスの排出と吸収の均衡に貢献するには、将来のあるべき姿として、2050年のゼロエミッション千代田をお示しするとともに、一方では、中期的な裏づけのある対策の積み上げによる実行可能な目標の設定も必要でございます。具体的な目標については、これまでの取り組みの検証結果を踏まえつつ、国等が示す目標との整合性にも留意して検討しているところでございます。また、現行の条例目標の達成が極めて困難な状況も踏まえ、条例上の取り扱いについて、慎重に検討してまいります。
 次に、地球温暖化対策の基本的な考え方についですが、条例では、その全文で、美しい地球を良好な状態で子供たちや、さらに未来の人々に引き継ぐことをうたっており、この理念は今も変わるものではないと考えております。一方、2015年にパリ協定が採択され、世界の気候変動対策は転換点を迎えたと認識しております。 
 今後の地球温暖化対策を進めていくに当たっては、条例に掲げる理念を念頭に、脱炭素社会への移行に向け、全ての人々ともに、あるべき将来像に向かっていこうとしていくことが重要であると考えております。
 次に、条例に定めた目標の達成状況と、2030年、2050年に向けて必要な対策についてですが、これまでの取り組みの結果、CO2排出係数を基準年で固定した場合で、2017年に、1990年比5.3%削減できましたが、目標達成には極めて厳しい状況でございます。 そのような中、2050年のあるべき姿を見据えますと、今後の10年が極めて重要であると認識しております。
 特に、本区のCO2排出量の4分の3を占める業務部門に対し、徹底した省エネと再生エネルギーの利用促進を図ることが重要であると考えております。また、2050年に向けては、国も従来の延長ではない、非連続のイノベーションが不可欠であるとの立場です。本区においても全ての人々の叡知を結集して取り組みを進める必要があり、区もあらゆる選択肢を追求してまいります。
 次に、地球温暖化対策の関連計画についてですが、地球温暖化対策地域推進計画は、区全体のCO2排出量削減計画であり、今後の目標と整合を図る予定でございます。 一方、第4次実行計画事務事業編は、区が一事業主として、みずからの事務事業で排出するCO2を削減するための計画であり、地域推進計画とは性格が異なりますが、同時改訂の必要性については検討してまいります。
なお、新エネルギービジョンにつきましては、地域推進計画の見直しの中で検討してまいります。
 また、地球気候変動適応計画は、既に起こりつつある、あるいは将来予想される気候変動の影響に対し、被害を回避、軽減するための計画でございます。現在、策定に向け、鋭意検討を行っているところです。
 次に、ゼロエミッション千代田の達成に向けた冊子の作成についてですが、今後の地域推進計画の検討に合わせ、お示しの仕方を検討してまいります。
 次に、2050年CO2排出実質ゼロの千代田の将来像についてですが、2050年の千代田区は、世界の温室効果ガスの排出と吸収の均衡に最大限貢献し、誰もが安心して暮らすことのできる持続可能な成長を続けているまちであり、これを目指すには、区民や事業者の皆様とあるべき将来像を共有し、行動していくことが重要であると考えております。
 次に、RE100も含めた、省エネと再エネに関する取り組みについてですが、CO2排出量の削減には、まず、徹底した省エネに取り組み、最小化したエネルギーは再生可能エネルギーに転換していくことが重要です。RE100を目指す先駆的企業の取り組みも参考に、区内における再生エネルギーの利用拡大に努めてまいります。
 最後に、子供・若者による温暖化対策会議の開催についてですが、次の世代に良好な地球環境を引き継ぐに当たり、次世代を担う人々の意見を聞くことは有意義であると考えております。地球温暖化や気候変動による影響を、世代を問わず、全ての人に共通する危機であり、御指摘の趣旨を踏まえて検討してまいります。 

​大串 ひろやす通信

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